
上田市別所温泉の天台宗・常楽寺では、開創1200年の節目を迎え、10月11日(土)~11月9日(日)に北向観音御開帳が行われます。前回の御開帳が行われたのは1961年で、本堂内で前立本尊が公開されるのは64年ぶりです。
1961年に続く御開帳は2011年に行われる予定でしたが、東日本大震災により無期延期となっていました。この度開創1200年の記念行事として行われます。
公開される前立本尊は本尊「北向観世音」の分身です。また今回は記録が残る大正以降では初めて、本尊「北向観世音」の入った厨子の扉もあわせて開かれます。厨子の前には御簾が設置される予定で、御簾ごしに本尊のシルエットを拝むことができます。
期間中10月25日(土)には北向観音出現大祭が行われ、寺の僧侶や地元の子どもたちが常楽寺から北向観音までを練り歩きます。
生中継では、10月11日に本堂の前に立てられた回向柱と前立本尊が結ばれる模様や、本堂の中で幕越しに行われる開闢大法要、拝観に向かう人々の様子などをお届けします。